LIVE AT CLARK UNIVERSITY
Official bootleg
1. Jimi Hendrix : Pre-Concert Interview 20:56
2. Fire 3:33
3. Red House 7:09
4. Foxy Lady 4:31
5. Purple Haze 5:05
6. Wild Thing 8:12
7. Noel Redding : Post-Concert Interview 7:13
8. Mitch Michell : Post-Concert Interview 8:58
9. Jimi Hendrix : Post-Concert Interview 4:54
DAGGER RECORDS / DBRD-12033 / 1999
Personnel : Jimi Hendrix (vo,g), Noel Redding(b,vo), Mitch Mitchell(dr)
Compilation produced by : Janie L. Hendrix and John McDermott


  ダガー・レコードからのオフィシャル・ブートレグ第二弾は、1968年3月15日のクラーク・ユニヴァーシティー(アメリカ/マサチューセッツ州)のコンサートを収録したもの。ただし、残念ながら完全版ではなく、セカンド・ステージのみの収録だ。
  大抵の場合、この手の音源は他のコンサートの音源にオマケのようにくっついてくることが多いのだが、ダガー・レコードがとった策は違った。5曲のセットをメンバーのインタビューでサンドイッチにしたのである。セカンド・ステージの1曲目「Fire」が始まる前にはコンサート前のジミへのインタビューを、そして最後の曲「Wild Thing」の後にはコンサート終了後のメンバー3人へのインタビューを収録したのだ。
これはなかなかの演出ではないか。映像でこそないが、ちょっとしたドキュメンタリーといってもよい編集である。このあたりが、やはりダガー・レコードのうまいところなんだろう。本来なら日の目を見ることもなかったであろう音源が、いやはや非常に資料性の高い物件に化けてしまったのだ。特に、コンサート前の20分に及ぶインタビューは貴重である。
  さて、気になる演奏はいかにと言いたいところであるが、これが実に無難な内容のコンサートである。これと言って特筆すべきところもなければ、かと言って悪いところもない。そう、可もなく不可もなくというやつである。セットをご覧になってもわかるように実にエクスペリエンスなオーダーである。
 しかしながら、この時期ならではのストレートな演奏というのは聞いていて清々しさのようなものを感じる。特にコンサートで演奏される曲はかなり限定されているので、育ち盛りの演奏を聞けるのは一興である。「Red House」なんぞは、とてもわかりやすい形でブルースを聞かせてくれるし、「Foxy Lady」や「Purple Haze」もちょっと崩しているといった程度のアルバムに慣れ親しんでいるリスナーにはとても入るやすい内容である。そして、最後は「Wild Thing」」でギターVSアンプの壮絶なバトルという親しみやすい(?)内容。
 オフィシャルから充実の音源が頻繁にリリースされている昨今を考えれば、優先度はかなり落ちるだろうが、資料性の高い一枚である。

October 3rd 2004 K.Seki
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