1. Killing Floor 2. Tax Free 3. Fire 4. Red House 5. Foxey Lady 6. Hey Joe 7. Spanish Castle Magic 8. Purple Haze 9. Wild Thing
Personnel : Jimi Hendrix (vo,g), Noel Redding(b), Mitch Mitchel(dr) Compilation produced by : Janie L. Hendrix, Eddie Kramer and John McDermott 1968年3月19日のオタワ(カナダ)での2公演のセカンド・ステージを収録したもの。録音者は不明だが、ライナーによればジミ自身がソニーのオープンリールで録音した可能性もあるとか。 67年の年末にエクスペリエンス2枚目のアルバム『AXIS : BOLD AS LOVE』がリリースされると、翌68年2月1日のフィルモア・オーディトリアム(カリフォルニア州)を皮切りに全米ツアーが始まる。それまではデビューの地イギリスとヨーロッパ諸国を中心に活動していたエクスペリエンスは、このツアーから活動の場を本格的にアメリカに移すことになる。過密スケジュールとステーションワゴンによる移動でスタートしたこの全米ツアーは、後のエクスペリエンス解散の遠因ともなる過酷なものだったが、ここに収録された3月の公演はそんなツアーも序盤のものといういことになる。 Howlin' Wolfの「Killing Floor」で始まるセットは、この時期のスタンダードとも言える内容。イントロから3人の息が合わずにいきなりつまづいてしまうが、ノエルの力強いベースラインがうまく軌道修正してくれる。曲全体を通して、ノエルのドライブ感あふれる演奏が印象に残る。 アグレッシブな展開が楽しみなインスト曲「Tax Free」は、後半に盛り上がりを見せるも不完全燃焼感がぬぐえない。続く「Fire」「Red House」「Foxey Lady」も無難な演奏に終始する。イントロを長めにとった「Hey Joe」では目新しいフレーズがかいま見れるものの、それ以上の収穫はなしといった感じ。 「Purple Haze」から「Wild Thing」の流れはもう説明の必要はないでしょう。何だったら、これ目的のオーディエンスもいるんじゃないかってくらいこの時期のエクスペリエンスを象徴するパフォーマンスだ。「Wild Thing」は残念ながらテープの都合(?)でワンコーラスで切れてしまっているが、このあとに何が起こったかは想像に難くないだろう。 演奏自体は特に新鮮さを感じないありふれた内容というのが、全体を通した正直な感想。内容のよし悪しというよりも掘り出し物的な音源だけに、そこは仕方がないか。それでも、ジミヘン研究の権威ジョン・マクダーモットによるライナーのほかに、この日の演奏を取り上げた当時の新聞記事(?)やチケットの半券などをジャケット裏に使うなど、アルバムとしてはオフィシャル・ブートレグにふさわしい仕上がりである。 February 17th 2005 K.Seki
Personnel : Jimi Hendrix (vo,g), Noel Redding(b), Mitch Mitchel(dr)
Compilation produced by : Janie L. Hendrix, Eddie Kramer and John McDermott
1968年3月19日のオタワ(カナダ)での2公演のセカンド・ステージを収録したもの。録音者は不明だが、ライナーによればジミ自身がソニーのオープンリールで録音した可能性もあるとか。
67年の年末にエクスペリエンス2枚目のアルバム『AXIS : BOLD AS LOVE』がリリースされると、翌68年2月1日のフィルモア・オーディトリアム(カリフォルニア州)を皮切りに全米ツアーが始まる。それまではデビューの地イギリスとヨーロッパ諸国を中心に活動していたエクスペリエンスは、このツアーから活動の場を本格的にアメリカに移すことになる。過密スケジュールとステーションワゴンによる移動でスタートしたこの全米ツアーは、後のエクスペリエンス解散の遠因ともなる過酷なものだったが、ここに収録された3月の公演はそんなツアーも序盤のものといういことになる。
Howlin' Wolfの「Killing Floor」で始まるセットは、この時期のスタンダードとも言える内容。イントロから3人の息が合わずにいきなりつまづいてしまうが、ノエルの力強いベースラインがうまく軌道修正してくれる。曲全体を通して、ノエルのドライブ感あふれる演奏が印象に残る。
アグレッシブな展開が楽しみなインスト曲「Tax Free」は、後半に盛り上がりを見せるも不完全燃焼感がぬぐえない。続く「Fire」「Red House」「Foxey Lady」も無難な演奏に終始する。イントロを長めにとった「Hey Joe」では目新しいフレーズがかいま見れるものの、それ以上の収穫はなしといった感じ。
「Purple Haze」から「Wild Thing」の流れはもう説明の必要はないでしょう。何だったら、これ目的のオーディエンスもいるんじゃないかってくらいこの時期のエクスペリエンスを象徴するパフォーマンスだ。「Wild Thing」は残念ながらテープの都合(?)でワンコーラスで切れてしまっているが、このあとに何が起こったかは想像に難くないだろう。
演奏自体は特に新鮮さを感じないありふれた内容というのが、全体を通した正直な感想。内容のよし悪しというよりも掘り出し物的な音源だけに、そこは仕方がないか。それでも、ジミヘン研究の権威ジョン・マクダーモットによるライナーのほかに、この日の演奏を取り上げた当時の新聞記事(?)やチケットの半券などをジャケット裏に使うなど、アルバムとしてはオフィシャル・ブートレグにふさわしい仕上がりである。
February 17th 2005 K.Seki