RADIO ONE
Official
1. Stone Free 3:23
2. Radio One Theme 1:27
3. Day Tripper 3:18
4. Killing Floor 2:27
5. Love Or Confusion 2:52
6. Drivin' South 4:49
7. Catfish Blues 5:28
8. Wait Until Tomorrow 2:55
9. Hear My Train A Comin' 4:52
10. Hound Dog 2:44
11. Fire 2:39
12. Hoochie Koochie Man 5:30
13. Purple Haze 3:02
14. Spanish Castle Magic 3:06
15. Hey Joe 4:01
16. Foxy Lasy 2:57
17. Burning Of the Misdnight Lamp 3:42

POLYDOR / 847 244-2
Personnel : Jimi Hendrix (vo,g), Noel Redding (b), Mitch Mitchell (dr)
Producer : Chip Branton


 1966年1月〜翌67年12月までに30曲を演奏したBBCスタジオ(イギリス)でのセッションからピック・アップして収録したアルバム。
とてもジミとは思えないチョーキング顔を披露してくれているジャケットである。貴公子ばりの衣装はお馴染みとは言え、この顔を最初に目撃したときはスゴイと思ったものだ。そういえば、4枚組ボックスセット『STAGES
のライナーの写真も同様のインパクトを持っている。
 さすがBBCスタジオっていうことで、設備はしっかりしているので音の方はすばらしい。この当時の、ジミの強烈極太ファズを見事に捉えている。個人的には「Drivin' South」が一押しだ。まだまだジミ・ファンとして小結程度だった当時は、これが来た来た。もちろん今でもカッコイイけど、最初のインパクトは強烈だったな。なんてたって、もう全編弾きまくりの、展開しまくりで、一瞬たりとも耳が話せない。ノエルのベースは実にシンプルなものだが、これ以上いじってもダメだし、これ以下でもダメという見事なバランスでジミを上手く乗せている。演奏時間は4:49と短いにもかかわらず、その濃度たるや120%だ。あんまりカッコイイんでコピってやろうと意気込んだ当時だが、それこそ野暮っていうもの。素直に聞いて感動してればいいのである。
 普段からジミのライブ・テイクばかりを聴いていると物足りなさも感じるかもしれないが、このアルバムはその辺の割り切りがなぜか出来てしまう。そう、じっくり聞き込むというよりもBGM感覚で流しておいて気持ちいいアルバムなのだ。各曲がコンパクトで耳障りがいいというのもあるが、アップテンポなものからスローなものまで、バランス良く配列されているので、友人知人に「そんなにジミっていいのかい?ちょっと1枚貸してくれよ」なんて時にも便利な1枚である。
 しかしなんと言っても、ジミの若さがひしひしと伝わってくるのだ。セッションとあってスタジオでのちょっとしたやりとりなんかも聞けるが、若者たちの嬉々とした光景が目に浮かぶようである。ハモリなんかも楽しんでるな〜って感じ。これを聞いた後にワイトなんか聞いてみると、とても3年しか経ってないとは思えない(悪い意味ではありませんけど)。
 なんだか、話が支離滅裂になってしましったが、このアルバムはジミ初心者からディープなファンまで楽しめる手ごろな1枚といったところ。全ての曲がストレートにプレイされているので、アルバムからの脱皮を図ろうとしている人なんかはすんなり入り込めるはず。そして、後期のディープなプレイから少し離れて気分転換なんて人にもうってつけ。あっさりしょうゆ味、でもじっくりダシは取ってますってところか。

October 17th 1999
K.Seki



LP : CASTLE COMMUNICATIONS CCSLP (UK/1988) *2LP
LP : RYKO ANALOGUE RALP 0078-2 (USA/1988) *2LP
CD : CASTLE COMMUNICATIONS CCSCD 212 (UK/1989)
CD : RYKODISC RCD31-008 (USA/1989)


BBCセッションは、1966〜1967年に30曲演奏れており『THE JIMI HENDRIX EXPERIENCE:BBS SESSIONS(エクスペリエンス・ヘンドリクス)にその全てが収録されています。なお、ここで紹介した『RADIO ONE』の収録曲の放送番組は以下の通りです。

1) Stone Free : "Saturday Club", February 2nd 1967
2) Radio One Theme : "Top Gear", December 24th 1967
3) Day Tripper : "Top Gear", December 24th 1967
4) Killing Floor : "Saturday Club", March 28th 1967
5) Love Or Confusion : "Top Gear", October 6th 1967
6) Drivin' South : "Top Gear", October 6th 1967
7) Catfish Blues : "Top Gear", October 6th 1967
8) Wait Until Tomorrow : "Top Gear", December 15th 1967
9) Hear My Train A Comin' : "Top Gear", December 15th 1967
10) Hound Dog : "Top Gear", October 6th 1967
11) Fire : "Saturday Club", March 28th 1967
12) Hoochie Koochie Man : "Rythm And Blues", October 17th 1967
13) Purple Haze : "Saturday Club", March 28th 1967
14) Spanish Castle Magic : "Top Gear", December 15th 1967
15) Hey Joe : "Saturday Club", February 2nd 1967
16) Foxy Lady : "Saturday Club", February 2nd 1967
17) Burning Of The Midnight Lamp : "Saturday Club", March 28th 1967
ALBUMS