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STAGES : STOCKHOLM 67 |
Official |
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1. Sgt. Pepper's Lonely
Hearts Club band
2. Fire
3. the Wind Cries Mary
4. Foxy Lady
5. Hey Joe
6. I Don't Live Today
7. Burning Of The Midnight Lamp
8. Purple Haze
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Personnel
: Jimi Hendrix
(vo,g), Noel Redding (b), Mitch Mitchell (dr)
1967年からは、9月5日のストックホルム(スウェーデン)だ。晩年(?)に比べてふっくらとして健康的な彼のサウンドもまた、この時期は元気一杯である。この時期、頻繁にオープニングに登場する「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」から始まるこの日の演奏は、いずれもコンパクトにまとまったものだが、サイケ色の強いストレートなロックを聴かせてくれる。
トリルやアーミングを多様する奏法は、後期の演奏に耳が慣れていると一見手数が少ないような印象を受けるが、ジミが偉大なのはそれらを実に見事なタイミングで持ってくるところである。独立したひとつひとつのフレーズが、曲全体の中で結びつき、一つの壮大な物語を作り出しているのである。「Hey Joe」の独特の哀愁といい、「Purple Haze」のゆっくりとしたイントロといい、ジミにハマリ出した頃の懐かしい記憶が蘇ってくるようである。
November
5th 1999 K.Seki
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STAGES
: Paris 68
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Official
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1. Killin'
Floor
2. Catfish Blues
3. Foxy Lasy
4. Red House
5. Drivin' South
6. The Wind Cries Mary
7. Fire
8. Little Wing
9. Purple Haze
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Personnel : Jimi Hendrix (vo,g), Noel Redding (b), Mitch Mitchell
(dr)
1968年1月29日、O'Limpya(パリ)のテイクは4枚の中では唯一のモノラル録音となっている。それでも、ライブの臨場感は失っていない。お馴染み「Killing Floor」はパワーこそあれ、やや安定感のない演奏となっているのはご愛嬌。
この日のジミはすこぶる機嫌がよく「Foxy Lady」突入前にはオーディエンスを巻き込んでのチューンナップ・タイムをとるが、そんな上機嫌のジミらしく一発目はご愛嬌とばかり勢いで観客一同を魅了しているのがわかる。
後に「Voodoo Child」へとそのステージにおける位置付けが引継がれていくことになるC「Catfish Blues」は、もはや定番とも言える後半のミッチのソロからの急転直下の展開が見ものだ。
1,2,4,5とブルースが目立つが、中でも「Red House」は初期のジミらしいナチュラルな演奏が聞けるので新鮮。さすがに夜な夜なあちこちのバーでジャムを繰り広げているジミ、余裕たっぷり。
『RADIO ONE』でのインパクトがあまりにも強烈な「Drivin' South」。ジミのギタリストとしての、そしてブルース魂が120%体験できる曲のひとつだが、この日も9:00の長尺の演奏を聴かせてくれている。ミディアムなイントロからスタートするもののそのドライブたるや、加速度は高い。中盤の展開からは「Burning Desire」 を彷彿させるものがある。
後半はエクスペリエンスのステージでは定番のナンバーが続く。ファンならずとも誰もが、その渋さに魅了される「Little Wing」のソロは、聴き慣れたものとはまた一味違う哀愁が体験できる。
November 5th 1999 K.Seki
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STAGES : San Diego 69 |
Official |
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1. Intro
Riffs
2. Fire
3. hey Joe
4. Spanish Castle Magic / Sunshine Of Your Love
5. Red House
6. I Don't Live Today
7. Purple Haze
8. Voodoo Chile (Slight return)
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Personnel : Jimi
Hendrix (vo,g), Noel Redding (b), Mitch Mitchell (dr)
こと69年、サンディエゴ・スポーツ・アリーナのテイクに関しては、ミッチのドラムが強烈にアピールされている。
特に「Hey Joe」に至っては、もう圧倒されんばかりのマシンガン攻撃だ。それにしても、ミッチ・ミッチェルのドラミングは、ジミの演奏と同様に飽きることがない。
ジミの演奏に集中して楽しんだ後に、今度はミッチの演奏に集中して聴いてみても十分に楽しめるといった一粒で二度おいしい魅力があるのだ。ミッチのドラミングは、アグレッシブで手数が多いが、ひとつ特徴的なのは、パワーがないという点だ。これほどのドラマーであれば、ドラムをアピールしても全く遜色がないというものなのであるが、ミッチはその辺のわきまえがしっかりできている。
何せメインの男はジミ・ヘンドリクスである。その突飛さを十分に理解しているミッチは、決して邪魔せずに、その軽いドラミングでジミのインプロを100%引き出すことに成功しているのだ。映像を見れば一目瞭然だが、ミッチは常にギターに耳を傾けている。腕は激しく動かしながらも、耳ではいつもジミのサウンドを捉えているのだ。
そして、そんなミッチのドラミングが非常に分かりやすい形で録音されているのが、この日のライブだ。
ジミの演奏については、『STAGES』の4枚であえて比較すれば、67と68との差は歴然。とにかくスタイルがすっかり変わっている。それは、ジミが長い間親しんできたブルースが前面に出ること多かった初期のスタイルから、幾重にも演奏を重ねた結果として生まれてきたジミ自身のサウンドが曲全体を支配するようになってきたのだ。これらは、ソロはもちろん、リフ中の細かいフレーズ使いによく見られ、そしてその絶妙の結びつきが独自のサウンドを創り出しているのである。
また、コンサートでのノエルの働きも素晴らしいものがある。ミッチのサウンド同様に、ノエルのそれもアピールされているが、ノエル特有の野太く、曲全体を力強く引っ張って行くラインは、特に「Spanish Castle Magic」のソロで現れている。しかし、この演奏には一歩間違えると危険な部分があり、翌日のサンホゼ・ポップ・フェスティヴァルではノエルのベースがアピールさされ過ぎ、ジミとは違う方向に走り出している様が聴いてとれる。ノエルの演奏はエクスペリエンス後期には、新しいフレーズを取り入れるなど、様々な試みがされているが、ミッチのそれと大きく違うのは、一言で言えば「一人歩き」状態に陥ってきており、ジミとは進む方向が変わってきているという点だ。
それが災いしたかどうかは定かではないが、ほぼ1ヶ月後の6月29日、デンバー・ポップ・フェスティヴァルの演奏を最後にノエルはエクスペリエンスを離れている。
November
5th 1999 K.Seki
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STAGES : Atlanta 70 |
Official |
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1.
Fire
2. Lover Man
3. Spanish Castle Magic
4. Foxy Lady
5. Purple Haze
6. Hear My Train A Comin'
7. Stone Free
8. Star Spangled Banner
9. Straight Ahead
10. Room Full Of Mirrors
11. Voodoo Chile (Slight return)
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Personnel : Jimi
Hendrix (vo,g), Billy Cox (b), Mitch Mitchell (dr)
ノエルの脱退に伴い、ジミの軍隊時代からの仲間ビリー・コックスが加わったが、もう70年7月4日のアトランタ・ポップ・フェスティヴァルともなれば、すっかり落ち着いた演奏を聴かせてくれている。
クライ・オブ・ラブ・バンドに特徴的なのは、なんと言ってもジャムを意識しているところだと思う。その結果、曲やステージ全体にジャム特有の自由な雰囲気が漂うことになる。
そして、この雰囲気は「Fire」や「Foxy Lady」といった本来はコンパクトな演奏が印象的だった曲にまで派生し、ソロや展開で様々な可能性を見せてくれる。そして、この雰囲気を創り出す上で大きな役割を果たしているのが、ビリーの燻し銀とも言える腰の据わったベースラインである。
ノエルのように、決してアグレッシブとは言えないが、練りに練ったソウルフルなフレーズは、ジミが新たな道を切り拓いていく上で重要な道標となっているのだ。サンディエゴ(69年)の時に触れたが、ビリーが加わったことでクライ・オブ・ラブ・バンドの演奏は、各パートそれぞれを単独で聴いても楽しめる「一粒で3度おいしい」ものへと変貌を遂げている。
この日の演奏は、このようなクライ・オブ・ラブ・バンドの魅力を楽しむにはやや役不足な感があるが、前の3枚と比較する限りは、その違いを体験するに十分なものである。
November
5th 1999 K.Seki
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