September 1st 1970
The Stora Scenen, Liseberg, Goteberg, Sweden
 
THE WARM HALLO OF THE SUN
Bootleg


DISC ONE

1.
Spanish Castle Magic
2. Killin' Floor
3. Getting My Heart Back Togerther Again
4. Message To Love
5. Hey Baby (The land of The New Rising Sun)
6. In From The Storm


DISC TWO

7. Hey Joe
8. Foxy Lady
9. Red House
10. Room Full Of Mirrors
11. Staight Ahead
12. Purple Haze
13. Voodoo Chile (Slight Return)*

*Voodoo Chile = Voodoo Child
 

 1970年9月1日、前日に引き続き会場は異なるもののスウェーデンでのライブ。前日のライブは、ジミがかなりハイになっていたために後半は凄まじい演奏を見せてくれたのが印象的だった。ほぼ酩酊状態で...
ところが一転、この日のジミは気分も高調で、さらに演奏の方も実に内容の濃いものとなっている。しかも、ブート、 とりわけ70年のブートのジャケットは何かとワイトのショットを使っているものが多い中、ことこのブートに関しては、そ の辺のところをおざなりにしていない。
しっかりと、この日のジミのショットを使っている。残念な点は、DISC2になると録
音スピードがかなり遅いのか、はたまたマスター・テープが伸びきってしまっていたのか、「Hey Jpe」なんかはモワ〜ン となってしまっている。ジミの声なんか、ほとんど故ジャイアント馬場状態である。ヘイジョーならぬハッポーだわこれ。
 ジミにとって最後の公式コンサートとなったラブ・アンド・ピース・フェスティヴァル(ドイツ・ファーマルン島)で「おっ!!」っとなったファンも多いはずの「Killing Floor」。この日もやってます。「Lover Man」の代わりといった感じで。しょっぱなの「Spanish Castle Magic」をコンパクトにまとめて喝采を浴びると、ラブ・アンド・ピース・バージョン(?)の「Killing Floor」へと突入するわけである。エクスペリエンス時代のような速攻的な演奏ではないけど深いですぞ。
 お次の「Getting My Heart Back Together Again」、これがイイ!今まで聴いたことのないフレーズの連発だ。特にソロ。ビリーの演奏もまたいつもとは違うぞ。ちょっとダウナーな感じに演奏しているが、「Machine Gun」風のディープなものだ。そう言えば、この日は「Machine Gun」をやってないので、ここでジミの自由な演奏が炸裂しているといった感じ。「Machine Gun」が聴けなくて残 念なんてことにはならないからご安心を。
 「Message To Love」。デゥーンといういつものスタートを切ったはいいけど、1コーラス歌ったところで、またもやギターにハプニング。ジミは演奏を一時中断し、ミッチにソロを託す。その間、ジミはサウンドの復旧に取りかかっている。ミッチに十分に叩かせておいてから実にスムーズに再び復活。そこからのソロは、前日とは打って変わって、よくまとまった 完成度の高いものだ。ここでも、今まで耳にしたことない独特のフレーズを披露している。この日のジミは、その後の曲 でも随所で目新しいフレーズを連発している。
 問題のDISC2。「Hey Joe」のモワ〜ンには驚かせられるけど、もう「Red House」あたりになると耳も慣れるというもの。
しかし、「Straight Ahead」はもうこの時期になると、すっかりステージでのローテーション入りを果たしている。やっぱり、 適度な展開とソロの自由度がその要因か。今後のさらなる活躍が望まれるところだったのだが、残念。
 閉めは、「Purple Haze」〜「Voodoo Child」というお決まりのコンビネーション。「Voodoo Child」では、またもや珍しい展開を見せてくれる。後半のソロでは、ワイトのしょっぱなでしくじってからのフレーズをうまく使いこなしている。アウトロで、録音者がしくじって聞こえない部分がある。そんでもって、最後は録音者の「ダー」という奇妙な発言とともに、この日にス テージは終わる。思わず気が抜けたんだろうか?分からん。
 このブートは、あまり大きな声では言えないが”買い”である。何と言っても、ジミの目新しいフレーズが目白押し。 全体を通して、各曲とも実に満足のいくプレイを聴かせてくれるのだ。70年代のテイクでは、トップ5には入る代物であ る。是非!!

June 19th 1999 K.Seki