August 31st 1970
The Stora Scenen, Grona Lund, Tivoli Garden, Stockholm, Sweden
 
COME ON STOCKHOLM 1970
Bootleg


DISC 1

1. Here Comes Your Lover Man 
2. Catfish Blues
3. Race With The Devil
4. Ezy Ryder
5. Red House
6. Come On
7. Room Full Of Mirrors
8. Hey Baby (The Land of The New Rising Sun)
9. Drum Solo


DISC 2

1. Message To Love
2. machine Gun
3. Voodoo Child (Slight Return)
4. In From The Storm
5. Purple Haze
6. Foxy Lady - Star Spangled Banner
JH-001/002

 1970年8月31日のスウェーデンはストックホルムでの録音。前日にワイト島ポップ・フェスティバル(イギリス)に出演し、翌日にはもう北欧にいるというのだから、売れっ子は大変なものである。この日のジミもだいぶハイな状態でステージに上がっているが、肝心のご機嫌のほうはよろしいようで、自らを例によって「パブリック・サキスフォン」と紹介し、オーディエンスを笑かしている。
 おきまりのチューンナップ・タイム終了と同時にコンサートの一発目を飾るのは、お馴染み「Lover Man」だ。クレジットでは「Hear Comes your Lover Man」となっているが、これは単に歌詞から取っただけである。特に意味なし。
 「Lover Man」「Catfish Blues」を指慣らしとばかりにサラッと弾きこなし、「Ezy Ryder」を演奏し終えたときには、ジミ
お得意のジョークをオーディエンスへプレゼント。いや〜ご機嫌ご機嫌。
コンパクトで軽いノリのナンバーから一転、「Red House」へと。ここでも、ジミは演奏中に「イエーイエー」とご機嫌である。一体、どうしたというんだジミって感じ。ワイトではあんなだったのに...「Red House」もソロでは、かなり飛ばしてくれているのだが、またもやサウンド・トラブル発生!!早々に切り上げてしまう。しかし、ライブ音源を聴いていていつも思うのだが、オーディエンスはどうしてあ〜も「Voodoo Child Voodoo Child」
ばかり、バカのひとつ覚えみたいに吼えるのだろうか?こんな早い段階で、やるわけねーだろっ!!わかんないヤツらである。
 
さて、怒ってばかりもいられないわけだが、この日の「Come On」はかなりノリノリです。ガンガンのファズ・トーンが洪 水のごとく押し寄せてくるのだ。一同唖然といった様子が目に浮かぶようでございやす。
 DISC 2。こちらは「Message To Love」から始まるのはいいのだが、音がメチャクチャに外れてる。しかも、ビリー
ともまるで息が合ってない。かなり薬が効いてきたようである。まさに暴走状態。後半に入り、徐々に平常心を取り戻していくのだが、それも束の間、もっとひどくなっていく。ここまでくるとカオスである。なんともスゴイ「Message To Love」を弾き終えると、さすがのジミも本日2度目のチューンナップ・タイムを取る。
  そして、「Machine Gun」を披露するのだが、どうも調子狂いは「Message To Love」では収まらないらしい。もはや、チュ
ーニングの問題だけでは片付かないようである。ジミさん、かなりお薬を飲んでしまったみたいで、デレデレのニコニコ というあまりタチのいいものではないのである。こりゃ〜、生きてても長くないわってぐらい。
  以下、こんな酔っ払いオジさん状態でコンサートをなんとか全うするのであるが、実はこのCD、最初に聴いたときの印
象はかなり悪いにもかかわらず、何度か聴いていると徐々に味というものが出てくる。言うなれば、スルメのようなもの なのだ。耳が慣れたというのもあるが、この状態でなければ弾けないフレーズも数々と発見できる楽しみがある。酩酊状態のジミ。これを体験したい方はどうぞお買い求め下さいませ。

June 5th 1999 K.Seki