August 30th 1970
Isle Of Wight Festival, Isle Of Wight, UK
 
ISLE OF WIGHT
Official

1. Midnight Lightning 7:12
2. Foxy Lady 8:39
3. Lover Man 3:18
4. Freedom 4:12
5. All Along The Watchtower 4:27
6. In From The Storm 6:08

POLYDOR / P33P 25010 / 1989
 今では廃盤のこのCD、オフィシャルなのになぜかジャケットのジミがワイトじゃない。衣装が違うって?それもそうだけど、髪型。あの「最近散髪してないもんで...」状態の髪型ではないのですぐ分かる。それとネックレスもしてないっけ。
 「Foxy Lady」、
これは絶品だ。中盤からのビリーとのグルーブ感溢れる絡みはもう最高の一言に尽きる。プレイヤーの方々なら見逃せないパターンのはず。早速、頂きました。お陰様で、プレイに幅が出たというもの。
  それから「Freedom」、めまぐるしく展開していくファンキーなナンバーだ。聴く者に息をつかせる暇も与えないほど見事にコンパクトかつ濃厚な演奏を聴かせてくれる。本当にあんた一人で弾いてんのかい?ってなもん。
 「All Along The Watchtower」、最高です。ガムをクチャクチャやりながら、余裕たっぷりの演奏。リフのきめ細かさにも関心してしまう。ボブ・ディランのレジスタントな歌詞とジミの円熟した演奏が溶け合い、ファンの耳をさらっていくぞ。

June 5th 1999 K.Seki


*このアルバムについては、ALBUMSでもレビューを掲載しています。ご覧になりたい方はこちら
 
LIVE ISLE OF WIGHT '70
Official

1. Intro / God Save The Queen
2. Message To Love
3. Voodoo Chile*
4. Lover Man
5. Machine Gun
6. Dolly Dagger
7. Red House
8. In From The Storm
9. New Rising Sun

*Voodoo Chile = Voodoo Child (Slight Return)

POLYDOR / POPC-2028 / 1991
 こちらのジャケット写真のジミは、ちゃんとワイトの彼。「Voodoo Child」を演奏しているショット。どうでもいいけど。
上のアルバムより収録曲も多く、この日のライブのおおよその内容が掴めるよう配慮されている。「Man of the guitar」の紹介とともにご登場のジミ。まずは、英国国歌でツカミはOKとしたところで、本来ならばミッチのウォーミング・アップの後に「Sgt. Perpper's Lonely Hearts Club Band」で、オーディエンスの目を覚まさせる。ところが、眠いのはジミの方だったっていうんだから、笑ってられない。おまけに、機材の調子もすこぶる悪いとくれば、これ実に災厄である。ところがどっこい、素晴らしい演奏をみせてくれます。
 「Mesage to Love」なんぞ最高の出来だ。ソロの充実度と言ったら、表彰もんである。長すぎず、短すぎずの起伏のある指さばきが聴く者をぐいぐい引き込んでいく。まるでジェットコースターに乗ってるようである。オフィシャルだけにカットされている部分が多々みられ、残念なところはあるが、英国最後のコンサートを堪能するにはなかなかの内容である。是非、お試しあれ。


June 5th 1999 K.Seki
*このアルバムについては、ALBUMSでもレビューを掲載しています。ご覧になりたい方はこちら
 
RACE WITH THE DEVIL
Bootleg


DISC 1

1. Jeff Dexter Intro
2. God Save The Queen
3. Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band
4. Spanish Castle Magic
5. All Along The Watchtower
6. Machine Gun
7. Lover Man
8. Freedom
9. Red House
10. Dolly Dagger
11. Midnight Lightning


DISC 2

1. Foxy Lady
2. Message To Love
3. Hey Baby
4. Ezy Ryder
5. Hey Joe
6. Purple Haze
7. Voodoo Chile*
8. In From The Storm

*Voodoo Chile = Voodoo Child (Slight Return)

TRACK RECORDS / 2070 918-919
 ワイト島のジミ。このアルバムはいわゆる完全盤である。ジミに限らずブートの世界で完全盤と言われれば、ファン なら思わず買ってしまう1枚だろう。気になる音質はというと、Disc 1 はまあまあなのだが、 Disc 2の中盤あたりから最悪のモコモコ状態になってしまう。飛びついて買ったはいいが、音があんまり良くないのはブートではよくある オチだ。
 いきなり映像の話になってしまうが、ビデオ(CBS/SONY)だと会場入りしたジミが「ピックはあるか?」とか「 God Save The Queen」ってどんなメロディだっけ?」 などとスタッフに聞いているのを見ることができるのだが、ボケまくった ジミはやはり面白い。ピックはあるか?って・・ギター担いできてんだからピックぐらい持ってこなきゃジミ。でもピックだけ握りしめて来て「ギターはどこだ?」 、「ギターハアルカ?」 だったらもっと笑えたんだけど・・・。 とにかくこの日も絶好調にぶっ飛んでるのがよく分かります、ハイ。
 気を取り直して中身の方だが、これはフェスティバルということもあって、曲数、内容ともに充実している。 注目はやはり「Machine Gun」だろう。この曲のファンは多いのではないだろうか?このワイト島では自分の知っている限り最長の23分を越えるロングプレイ(ドラムソロを含めて)を聴くことができる。もちろん個人的には「Machine Gun」のベストテイクだ(翌日のストックホルムでの演奏もかなりキテル!)。
 次の「Lover Man」 が終わったところで、機材の調子が最悪らしくギターをフライングV に持ち替えて仕切りなおして いる。「Hello how are you doing England? 」 の言葉から始まる「Freedom」はレニー・クラヴィッツあたりが思わず拝借してしまいそうなリフでがっちり固めた曲だ。あまり聴くことの出来ないハムバッカー・サウンドが太くていい感じだ。
  このあと「Midnight Lightning」までフライングVを使っているようだ(「 Dolly Dagger」までは映像で確認済みだが、「Midnight Lightning」
は未確認)。
 Disc 2 に入って2曲目の「Message To Love」の開始直後に曲を止めてチューニングを確認している。いかにも ジミらしい演奏(?)を聴くことができる。しかし、この時みせた「Message To Love」はドラム、ベース共にすばらしい内容でクライ・オブ・バンドで一番成長した曲ではないかと思われる。
 「Ezy Ryder」
あたりから曲間が途切れることなく流れていくが、「Voodoo Chiled」の後半で、やはり機材のトラブルからか、突然曲がフェイドアウトしてしまう。おそらくこの曲でステージを締めようと思っていたのだろうが、消化不良なので 最後に意地の一発「in From The Storm」をカマしている。曲がまとまらないのも悔しいだろうが、ライブ全体をまとめるという意味で最後の曲がトラブってしまったのは相当悔しかっただろう。しかも王道の「Voodoo Child」でだ。
 全体にトラブルが目立つステージで、ファンのなかでもワイト島は意見がはっきり分かれるところだろうが、個人的に は好きなライブの一つで、音源、映像の可能性を考えると、オフィシャルの再発を強く期待している。

June 4th 1999 T.Kasai