August 18th 1969
Woodstock Music And Arts Fair, Bethel, New York, USA
 
JIMI HENDRIX LIVE AT WOODSTOCK
Official


 DISC ONE
 1. Introduction 2:21
 2. Message To Love 7:21
 3.Hear My Train A Comin' 9:49
 4. Spanish Castle Magic 7:05
 5. Red House 5:24
 6. Lover Man 5:11
 7. Foxey Lady 5:06
 8. Jam Back At The House 7:44


DISC TWO
1. Izabella 3:42
2. Fire 3:42
3. Voodoo Child (Slight Return) 13:40
4. Star Spangled Banner 3:43
5. Purple Haze 4:23
6. Woodstock Improvisation 3:59
7. Villanova Junction 4:28
8. Hey Joe 5:52
UNIVERSAL / MCAD2-11987 / 1999
 live at the fillmore eastに続いてエクスペリエンス・ヘンドリクスから発売されたウッドストックからの収録。
既にアラン・
ダグラスのプロデュースによって発表されていた『JIMI HENDRIX:WOODSTOCK』(下)は、完成度こそ高かったものの収録曲数が少なかったり、曲順が大幅に入れ替えられていたりと、必ずしもファンの期待に応えているものとは言えなかった。
 『JIMI HENDRIX:WOODSTOCK』の発売から5年。とうとうエクスペリエンス・ヘンドリクスがやってくれた。このアルバムの発売をもってジミのウッストック神話に一つの終止符を打ったといった感じの出来である。
 収録曲数16曲。「Master Mind」と「Gypsy Woman」の2曲は残念ながら外されたけど、ウッドストックのジミを体験するには申し分ない内容だ。おまけに曲順も実際のものと同じだってんだから、よくぞやってくれましたって感じ。
ジミのライブの中でも独特の雰囲気を持っているウッドストックでの演奏。新兵器ユニヴァイブを楽しむかのようにほぼ全曲で使用しているのも、その要因になっているだろう。
  それから何と言っても、ジャム度が非常に高いということがある。6人編成という、今までの2倍のメンバーで構成されているジプシー・サン・アンド・レインボウズ。CDでは、パーカッションやサイド・ギターはほとんど聞こえないけど、ステージでは6人の熱いジャムが、真夏の青空の下繰り広げられているのである。「Spanish Castle Magic」や「Voodoo Child (Slight Return)」のジャムは歴史に残る名演と言いたい位である。
 ここで、あえて本作の残念な部分を挙げさせてもらう。まずは、(1)ジミ、ミッチ、ビリー以外の3名の演奏がほとんど聞こえないという点だ。そのため、クライ・オブ・ラブ・バンドのライブのような仕上がりとなっている。プロデュースする側にとっては、ジミの演奏を前面に打ち出せば、それで成功となるのだろうけど、コアなファンにはそうはいかないのである。特に、ブートですでに完全版を知ってしまっている以上、故意に他3名の音が外されているのは残念でならない。
  それからもう一つ、(2)ラリー・リーがあまりにも無残にカットされているということ。これは、(1)の問題と似たようなものだが、ラリー・リーはサイド・ギターであり、ビリーやミッチと同じようにジャム・セッションを構成する重要な存在なはずなのだ。これは、あきらかにラリー・リーを侮辱しているもので、ジミが採用したサイド・ギターとしてのラリー・リーを否定するということは、同時にジミを否定しているようなものだ。しかし、この件について納得がいかないのは、ラリーのソロが聞けないからではなく、ラリーのバッキングすらも聞けないようなマスタリングをしているという点なのである。それでは、ジプシー・サン・アンド・レインボウズを結成したジミの意思は全否定されてしまったと同然ではないか。
 とまあ、ひとくさり文句を言わせてもらってけど、なにせオフィシャルで発売するのだから、そう強くは言えない。むしろ、オフィシャルでここまでの作品を作ったことを称えるべきだと思う。言い換えれば、本作はオフィシャルの限界まで挑戦した出来だと思う。
ただ、くどいようだけど、もう一度言わせてもらえば、ウッドストックの魅力にジャムがあるということを完全に無視しているではないか、ということである。なんだかんだと、いちゃもんをつけてしまったが、本作はオフィシャルとしては素晴らしい出来だと思う。コアなファンには受けが悪いだろうが、これからジミを聴いて行こうという人たちにはキャッチャーなものだろう。
 そして、『live at the fillmore east』の時もそうだったけど、あいかわらずエクスペリエンス・ヘンドリクスの演出はウマイ。それなのにどうしてビデオは同じようにできないのだろうか?アランと同じものを発売するなんて...なんのために権利を勝ち取ったのか理解に苦しむところである。ビデオでこそ、オフィシャル・パワーが発揮できるというのに。残念でならない。「Message To Love」を演奏する姿は。一体いつになったら拝めるのだろうか...ファンにとっては開かずの扉の一つだった「Message To Love」を演奏するジミ。今回も固く扉を閉ざして、我々の前に現れることはなかった。なんか呪文でもあるのだろうか?分からない...


July 17th 1999 K.SekI
 
JIMI HENDRIX : WOODSTOCK
Official


 1. Introduction 1:56
 2. Fire 3:53
 3. Izabella 5:10
 4. Hear My Train A Comin' (Get My Heart Back Together) 9:16
 5. Red House 5:40
 6. Jam Back At The House (Beginning) 7:58
 7. Voodoo Child (Alight Return) / Stepping Stone 12:49
 8. The Star Spangled Banner 3:42
 9. Purple Haze 3:25
 10. Woodstock Improvisation 4:59
 11. Villanova Junction 3:04
 12. Farewell 1:54

POLYDOR / POCP-1472 / 1994
 言わずと知れたウッドストックのオフィシャル盤だ。音が良く、またキレイに編集されているので、これを最初に聞けばどこがカットさせれているのか分からないだろう。基本的に、サイド・ギターのラリー・リーの演奏は、全てカットされていて、セットの順番も大幅に入れ替えられている。全曲に渡ってコンパクトになっているが、実際はもっとジャムっている。そうは言っても、カッコイイことには間違いない。ジミヘンのライブCDとしては、初心者ににとっつきやすい1枚ではないだろうか。ビデオも発売されいるので、そちらと併せて鑑賞すれば、圧倒されること間違いなし。

March 6th 1999 K.SekI
 
PURPLE HAZE IN WOODSTOCK
Unofficial


 1. Announcement 0:33
 2. Hear My Train A Comin' 9:29
 3. Spanish Castle Magic 8:47
 4. Red House 8:36
 5. Lover Man 4:47
 6. Fire 3:14
 7. Voodoo Chile 14:55*
 8. Star Spangled Banner 3:53
 9. Purple Haze 5:14
 10. Hey Joe 4:53

*7. Voodoo Chile = Voodoo Child (Slight Return)

ITM / 960004 / 1992
 ウッドストックなのに、何でジャケットはワイトなんだっていう、いかにもブートらしい仕上がりだが、内容はなかなか充実している。
オフィシャル盤では、すべてカットされているサイドギターのラリー・リーのソロがしっかり聴けるので、改
めてジミのプレイのディープさに関心するのも面白い。録音スピードが若干速く、音程は高めなので「Star Spangled Banner」なんかは、かなり耳に来る。
 一番のお勧めは、アンコールの「Hey Joe」だろう。これほどの出来は今のところ発見していない。オカズの多さと深さ、特にソロは完璧と言っていい。閉め方もいつものロングヴァージョンとは違い、刀を鞘に収めるようにさらりと閉めるあたりが、なんとも素晴らしい。
「hey Joe」1曲のためだけに買っても絶対に損しない1枚だ。


March 6th 1999 K.SekI
 
LOOKING BACK
Bootleg


 DISC ONE
 1. Intro 3:41
 2. Hear My Train A Coming 9:13
 3. Spanish Cstle Magic 10:15
 4. Red House 8:35
 5. Mastermind 3:30
 6. Lover Man 4:39
 7. Fox(e)y Lady 4:58
 8. Jamming Back At The House 9:31


DISC TWO
1. Izabella 6:40
2. Gypsy Woman 6:43
3. Fire3:19
  Medley :
4. a) Voodoo Chile (Slight Return) 15:06*
5. b) Star Spangled Banner 3:30
6. c) Purple Haze 4:05
7. d) Spanish Guitar Instrumental Solo 6:43
8. Hey Joe (Encore) 6:49

*a) Voodoo Chile (Slight Return) = Voodoo Child (Slight return)

TEDDY BEAR RECORDS / TB 23/2 / Release ?
 これもイタリアからのブート。基本的に内容は変わらないが、録音状態はあまり良くない。ただ、周囲のオーディエンスたちの会話が入り込んでたりして、ライブの臨場感はかなり味わえる。曲はもちろん、MCなどもカットされていないので、フルヴァージョンに限りなく近いと言えるが、なんと言っても「Message To Love」が入っていないのが残念でならない。
  その代わりという感じで「Foxy Lady」が入っているが、期待するほどの演奏ではない。高速ヴァージョンのフォクシーだが、個人的にはワイト系のダウナーかつ遊び心十分といった方が弾いても聴いても気持ちいい。


March 6th 1999 K.SekI
 
JIMI HENDRIX - 500,000 HALOS
Bootleg


 1. Drifter's Escape (17.06.70 Electric Ladyland Studios, Vocal Overdub)
 2. Stone Free (01.01.70 Fillmore East, 2nd Show, Band Of Gypsys)
 3. Villanova Junction (23.01.70 Record Plant, Band Of Gypsys)
 4. Bolero (01.07.70 Electric Ladyland Studios, Cry Of Love Band)
 5. Getting Back My Heart Back Together (21.05.69 Hendrix / Miles / Cox)
 6. Message To The Universe (17.08.69 Woodstock (live) Gypsys Sun Rainbows)
 7. Hendrix / Young Jam (14.05.69 Record Plant)
 8. Belly Button Window (22.08.70 Electric Ladyland Studios)

exp 500000 / HTX 01 / Release ?
 これは特にウッドストックのブートという訳ではないが『500.000 HALOS』というタイトルはウッドストックを想起させるネーミングである。そして1曲だけエントリーされているのが、あのウッドストックの「Messag3e To Love」だ。「Message To The Universe」とエントリーされているが、まさしくあのビデオの最初に流れるやつで、とにかくカッコイイ。もちろんカットはされてない。特にソロ部のハミングとギターのユニゾンは、カッコイイの一言に尽きる。曲の展開の仕方も自由で、飽きさせるところがない。必聴であることは言うまでもない。これを手に入れれば、ウッドストックのフルヴァージョンが完成する。

March 6th 1999 K.SekI

追記:現在では、1999年に発売された「LIVE AT WOODSTOCK」(ユニバーサル)によって、ウッドストックの音源の90%以上がオフィシャル音源として発表されており、この「500,000 HALOS」に収録されている「Message To The Universe」もオフィシャル音源に含まれています。

 
THE WOODSTOCK REHEARSALS 1969
Bootleg


 1. Lover Man 4:19 
 2. Hear My Train A Comin' 8:33
 3. Spanish Castle Magic 4:47
 4. Izabella 4:31
 5. Message To Love 5:31
 6. Instrumental Jam I 11:38
 7. Instrumental Jam II 2:23


8. Jam Back Ay The house 6:18
9. Instrumental Jam III 4:37
10. Jam Back At The House II 4:23
11. Jam Back At The House III 5:37
12. If Six Was Nine 1:29
13. Sun Dance 5:43
14. Free Form Blues 6:16

MIDNIGHT BEAT / MB CD 039 / 1995
 ウッドストックを間近に控えた69年8月10、14日にニューヨークで行われたリハーサルを収録したブート。
ジミヘン・ブートの世界では有名なミッドナイト・ビートからの音源だ。全編に渡って音質はかなり悪いが、リハーサル独特のラフさや気ままさが面白い。
 「Izabella」ではステージとは違ったリフが聴ける。「Message To Love」は、ほぼステージと同じような雰囲気で演奏しているが、そこはリハーサルなので完璧に通しては演奏せず、大体の感じを掴むと途中で止めてしまっている。ジャムも多く、色々と実験しているのでオカズ集めにいいかもしれない。


March 6th 1999 K.SekI