WOODSTOCKが新たに発売されるとういうことで、今回は以前リリースされたWOODSTOCKを再検証というか、そん
なだいそれたことではなく、ちょっと振り返ってみようと思います。といっても、ジミのサウンド云々は散々語られれてき
たと思うので、その辺のことは、今回は置いておきます。
さて、BAND OF GYPSYS(aka;GYPSY SUN AND RAINBOWS)として登場したWOODSTOCKでのメンバーはというと
JIMI HENDRIX、MITCH MITCHELL、BILLY COX、LARRY LEE(サイドギター)、JUMA SULTAN(パーカッション)、
JERRY VALEZ(パーカッション)、この6人で編成されています。
まずはオープニングでのこと。登場したジミはメチャメチャご機嫌です。「よー!また会ったね、ワーワーワー」なんて
言っちゃって、なんか人気のあるオカマのオッサンが登場したみたいで面白いです。ジミがステージに上がったのは、
なんと朝の8時で、フェスティヴァル自体が押していたのもあるが、一説によると、待ちくたびれたジミはかなりぶっ飛
んでしまっていて、その回復を待っていたという話もある。オーディエンスの「Jimi、 Are you fine?」の問いかけに対し
て、「おれはぜんぜん大丈夫」と返しているが、ベロベロに酔ったオッサンが「おれ、ぜんぜん酔ってないから」って言っ
てんと同じです。
次は、演奏中でのこと。まあ、できたてのバンドですから、まとまりのないこと。もうジミは大変です。アイコンタクトや
らホボディーアクションやらギターを見せるなど、いろいろやってます。特にアイコンタクトは、黒人特有のあのクリッとし
た目で何度も見せています。FIREなんかでは、かなりイラついてます。ビリー・コックスもこの頃はまだ自身なさそうに
弾いています。笑っちゃうのが、ジェリー・ヴァレス。ジミの後ろでコンガを叩いてる男なんですけど、ジミの後ろなもん
だからよく映ってますよ。IZABELLAやRED HOUSEのイントロではすごいダンスを見せています。
問題はJAM BACK〜でのこと。一回目のソロが終わって、ジミがミッチのドラムソロにもっていこうというときに、この
男でしゃばります。全然流れをつかんでない。ミッチがソロに入るって時に、一緒になってコンガ叩いてます。
一旦は止めるものの、なにを思ったかまた叩き出します。とその時、ジミが横からボソッと言います。たぶん、「ミッチ
のソロだっつーの!」かなんか言われたんだと思います。その後、ピタッと叩くの止めてます。
しかし、この男何者なんでしょう。よく知らないが、後にも先にもロックシーンに出てきたのは、このときだけじゃないで
しょうか。今も生きてるなら(失礼な話しだが)どっかの場末のバーかなんかで、「おれぁ、あのジミ・ヘンドリクスとウッ
ドストックでやったことがあんだよ、知ってるか?」なんて言っちゃって、そんでもってバーテンあたりが「ジェリー、その
の話だ。」なんて言われて・・・。すいません話それました。
続いてラリー・リーのお話。そーあの覆面男です。この覆面のギターは悲しいかな今までのオフィシャル音源では
ほとんどカットされちゃってます。今度出るウッドストックでもほとんどカットされちゃっているんじゃないでしょうか。
このビデオでもRED HOUSEでジミのソロが終わって「おい覆面、お前の出番だ!」ってな感じでジミに指さされてると
こまでは映っているんですけど、あっさりカットされています。SPANISH CASTLE MAGIC なんかじゃ結構がんばって
いるんですけどね。しかし、どうでもいいけどこいつの素顔はみたことないです。
最後はジュマ・サルタン。この男もキャラ弱いです。マラカスとかコンガ(だと思う)とかいろいろ楽器変えてやってま
す。パッケージの写真でも分かるんですけど、なにやら足下にいろいろ転がっています。
ひとつツッコむとすれば、マラカスじゃ聞こえません。カットされるとかされないとか以前の問題です。いくらマイクの前
で シャカシャカやっても、ジミのギターの前じゃ意味ナシです。ただこの男は、たしかジミがディックキャベットショー
(TV)に出演した時にも一緒に出てて(違ってたらごめんなさい)コンガ叩いてたと思います。
なんか細かいことをぐだぐだと語ってしまいましたが、もちろん本筋とはあまり関係ないことなので今度出るビデオで
ジミを見飽きた頃に、こんな視点で一回ぐらいは楽しめるかと思います。でも本当に新たにウッドストックが出るなんて
すごいことです。以前ウッドストックがリリースされた時はすごい興奮したのを覚えています。と同時に残りの映像はも
うこの先見られないんだとも思いました。まぁウッドストックに限ってはインタビューなんかでお茶を濁す必要はないと
思いますが、フィルモアの二の舞だけは踏んでほしくないです。
July 4th 1999-T.Kasaii |