☆よくいただくご質問にお答えします☆

Q1:日本での聴導犬の歴史は?
A:1983年に初めて誕生しました。

Q2:日本と海外の頭数はどうなのでしょうか?
A:日本では、現在約30頭(まだまだ少ないですね!)ですが、
 アメリカでは、約5,000頭以上が活躍しています。

Q3:聴導犬にはどのようなお仕事があるのでしょうか?
A:代表的なお仕事としては、
   目覚まし時計の音・電話やFAX.の呼び出し音・
   笛吹きやかんのピーという音・赤ちゃんの鳴き声・
   タイマー・ドアのノックやチャイム音・
   火災報知機や非常ベル・
   後ろからの自転車、オートバイ、自動車等のベルやクラクション・
   飼い主さんの名前
  他に、飼い主となる耳の不自由な方が必要としている音などがあります。

Q4:飼い主さんは、聞こえませんよね。どのように音を教えるのでしょうか?
A:そうですよね。耳の不自由な方ですから吠えても聞こえませんよね。
  聴導犬は、吠えないで飼い主さんにタッチして教えます。
  そして、音の鳴った所まで誘導します。
  但し、非常時の音はどこで鳴っているのか分かりませんので誘導はしません。

Q5:聴導犬に向いている犬の種類はあるのでしょうか?
A:種類は決められていません。
  どんな犬でも適性があれば聴導犬になれます。
  育成の会では、保護センターや愛護団体の方達の所にいる
 捨てられてしまった犬達の中から選んでいます。

Q6:では、適性はどのように見分けるのでしょうか?
A:性格のよい子、つまり人や他の犬に対して攻撃性がない・
 人が大好きで、いろいろな状況の中でもゆったり(どっしり)している。
  それから、健康な子。
  大切なのは、いろいろな事に興味を持っている子、
 という事です。
  これは他の補助犬と違い、聴導犬のユーザーさんは犬に指示を出す事が出来ません。
  ですから、必要な音を犬が自分で判断して動く爲には
 好奇心の旺盛な子が良いとなります。

Q7:訓練はどのようにするのでしょうか?
A:一番の基本は、楽しんでのトレーニングです。
  「ファン・トレーニング」と言います。
  飼い主さんが喜んでくれる事が、犬にとっても嬉しく・喜びになる事です。
  ゲーム感覚での楽しいトレーニングをしています。
  大きく分けて、4段階です。
    @しつけ・社会性を身につけるトレーニング
     捨てられていた犬達の中には、人に対する不信感を持っている場合があるので、
    安心感を持たせる事・決められた事を守る事などが
    大切になってきます
    A飼い主に従うトレーニング
     言われた事をきちんと守れるようにする事です。
     散歩の時もトレーニングになります
    B音のトレーニング
    C合同トレーニング
     飼い主となる耳の不自由な方と一緒の
    トレーニングです
   その他として、お店に入ったり・電車やバスに乗ったり・
  たくさんの人達がいる場所でのトレーニングもします。

Q8:訓練期間はどのくらいかかるのでしょうか?
A:その子によっても違うのですが、約1年くらいと考えて下さい。

Q9:訓練の時間割というのはあるのでしょうか?
A:いいえ、ありません。
  学校のように何時から何時までが授業時間というような事はないのです。
  犬の集中する時間というのは短いので、トレーナー達が様子を見ていて、
 10分から15分間くらいを一日数回に分けてのトレーニングをします。

Q10:訓練した犬はすべて聴導犬になれるのでしょうか?
A:いいえ。
  例えば10頭をトレーニングしたとしてもその中で1頭が聴導犬になれるかな、
 というくらいです。
  聴導犬になれなかった犬達は、
 しつけをきちんとしてありますので、
 家庭犬として里親さんのお家で生活するようにしています。

Q11:聴導犬としてお仕事が出来るのは何歳まででしょうか?
A:何歳までという基準はありません。
  その犬によって、耳が聞こえなくなる時期が違いますし、
 病気になってしまい、お仕事が出来なくなってしまう場合もあるからです。
  トレーナーが様子を見て、そろそろ引退時期かな?という事で判断します。

Q12:では、引退が近くなったらどうするのでしょうか?
A:育成の会では、引退時期が近づいてきたら、ユーザーさんと話し合います。
  『もう一度、聴導犬と生活したい』犬を会に戻し、新たにトレーニングした犬をお渡しします。
  『聴導犬との生活は終わりにしたい』犬を会に戻します。
  『一緒の生活を続けたい』聴導犬ではなく、家庭犬としての生活します。
  会に戻した犬は、会やボランティアさん宅で家庭犬としての終生をおくります。

Q13:飼い主さんの家に聴導犬がいて、他にもう1頭を家庭犬として飼いたいという場合は
どうなるのでしょうか?
A:2頭を飼うことはお勧めしていません。それは、聴導犬としてお仕事しているのに
 他の1頭は家庭犬としてですからお仕事をしませんよね。
  それを見ているうちに“お仕事をしなくてもいいんだ!”
 という気持ちになってしまうかもしれません。
  折角、トレーニングしてお渡ししたのにも関わらず、
 お仕事をやらなくなってしまったら
 ユーザーさんだけでなく、犬にとっても不幸な事と考えます。

Q14:猫がいる人は聴導犬のユーザーさんになる事は出来ないのでしょうか?
A:いいえ、そのような事はありません。
  育成の会では、猫ちゃんを飼ってらっしゃる耳の不自由な方のお家に聴導犬が行っても
 大丈夫なように・仲良く出来るようにと、施設内で慣らせています。
  会の犬達は、猫ちゃんが大好きで仲良しです。

Q15:自分の家にいる犬で聴導犬としての訓練をしてもらえるのでしょうか?
A:申し訳ありません。
  育成の会では、飼ってらっしゃる犬ちゃんでのトレーニングは致しておりません。
  保護された子達から適性を見て候補犬を選別し、
 プログラムに沿ったトレーニングをしています。
  それに、飼ってらっしゃる犬ちゃんに適性がなかったら、
 トレーニングに無理が出て、犬ちゃんにストレスが生じてしまいます。
  ただ、ちょっとした音を教えられるようなトレーニングはさせていただけます。

Q16:それはどのような内容なのでしょうか?
A:聴導犬は、ユーザーさんと一緒にいろいろな場所
 (公共施設・デパート・ホテル・レストランなど)に出かけたり、
 乗り物にも乗る事が出来ます。
  でも、そこまでは必要はないけれども、
 家の中で音を知らせてもらえれば助かる・・という
 耳の不自由な方の飼い犬でのトレーニングです。
  必要な2〜3個の音を教えるようにトレーナーと一緒のトレーニングをします。
  ただし、それは家庭犬であって
 法律で定められた聴導犬ではない、という事を
 ご理解していただいてのトレーニングで、
 有料となります。
    (育成の会にお問い合わせいただければ、詳しいお話をさせていただきます)

Q17:聴導犬のトレーナーになるにはどうすればよいのでしょうか?
A:残念ながら現在「聴導犬トレーナー」という資格は、日本にはありません。
  育成の会では、家庭犬のしつけがきちんと出来・
 福祉の勉強をし・
 経験を積んだトレーナーがトレーニングをしています。
  アシスタントトレーナーがその元で勉強をしています。
  聴導犬のトレーナーになりたいお気持ちがおありでしたら、
 まずは手話の勉強をしたりして耳の不自由な方達への理解を深めていただきたいと思います。
  それから、犬の勉強をしても遅くはないと思っています。

Q18:聴導犬の訓練で大切な事は何なのでしょうか?
A:犬が喜びと楽しみを持ってトレーニング出来るようにする事・
 その犬の性格に合ったトレーニングをする事です。

Q19:聴導犬のトレーニングをしていて嬉しかった事は何でしょうか?
A:教えている事を、なかなか出来なかったのが出来るようになった時です。

Q20:お手伝い出来る事は、ありますか?
A:お願いしたい事は、
   @賛助会員になっていただき、応援していただく。
   A募金箱をおいていただける方達を紹介していただく。
   B募金活動をしていただく。
   Cチャリティグッズへのご協力
   Dボランティアとして会の活動へのお手伝い
 などがあります。

Q21:最後に聴導犬を見かけた時、どのようにすればよいのでしょうか?
A:聴導犬は、ユーザーさんの耳となっています。
  お見かけになりましたら、
   『触ったり・声をかけたり・食べ物を与えたり』なさらないで下さい。
   そして、温かく見守っていただきたく、お願い致します。
    (これは、聴導犬だけでなく、盲導犬・介助犬にもお願い致します)
  それから、家庭犬を近づけたりもなさらないで下さい。